ヤブカンゾウは、ユリ科ワスレグサ属の植物で、ニッコウキスゲやノカンゾウと同じ仲間です。 ヤブカンゾウは、『万葉集』にもワスレナグサとして登場するくらい、長く親しまれてきたもので、花蕾や若葉はことに美味しく、つい憂いを忘れてしまうことから『和名抄』では忘憂という名で紹介されています。ワスレナグサの別名も、ここからきたものと言われています。 ヤブカンゾウは、人里に多く生え、美味しいので、もっと利用したい山菜です。葉が扇形に開いた若芽を指ではさみ、地中の基部からひねりながら採取します。 ヤブカンゾウの根ぎわの白い部分にネギのようなぬめりがあり、ぬたにすると最高です。生のまま食べるのもよいですが、さっと茹でた方が甘味が増します。ヤブカンゾウのほかニッコウキスゲやノカンゾウも同様の味が楽しめます。 |
|
※ お届け時期は、4月中旬頃からとなります。 |
||||
|