サルノコシカケは、きのこの一種で、単独のきのこの名前ではなくサルノコシカケ科マンネンタケ属のきのこの総称です。サルノコシカケの代表的なものに、霊芝(レイシ)とコフキサルノコシカケがあります。 サルノコシカケは、生枯れの木に発生し、木の養分で成長するとされています。また、枯れ倒木に多くみられることもあります。 サルノコシカケは、一般的なきのことして食されるのではなく、漢方薬など滋養強壮の健康食品として取り扱われることが多いです。 コフキサルノコシカケは、年々成長する多年生で、大きいものでは傘の直径は60cm、厚さは30cmとなります。非常に硬く、木との接着面が広いため、収穫が難しいという特徴があます。 コフキサルノコシカケは、傘が3層構造になっており、1層目は殻皮で厚さ1mm程度、2層目は厚い肉の部分となり、チョコレート色で木のような質感、3層目は裏側、胞子をとばす管孔になっています。 |
サルノコシカケには、食物繊維が多く含まれ、その中に「β-D-グルカン」が含まれています。 「β-D-グルカン」には、病気に対する免疫力を高める効果があり、免疫力が強くなることで制ガン作用が働くといわれています。 サルノコシカケは、漢方では上薬と呼ばれ、上薬とは、副作用も毒性もまったくない薬のことで、毎日、長く服用できるものをいいます。サルノコシカケを毎日服用することで、病弱な体、虚弱体質が、健康で病気に対抗力のある体質に変わり、体全体を正常に保ち、根本から病気にかからない体質を作ってくれるとされます。 サルノコシカケには、体質改善りほか血液をサラサラにしてくれる作用があるとされ、高血圧の人には血圧を下げ、低血圧の人には血圧をあげる効果があるといわれています。 また、サルノコシカケの成分のタンパク質を含む多糖類に制ガン作用があるとされます。その効果は、ただちに効くというものではなく、間接的に免疫力を高め、ガンの生育を止めるものです。 |
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