こしあぶらは、ウコギ科の落葉高木で山地に自生し、高さが約20mに達する落葉高木です。この木の樹脂をこし、金漆(ごんぜつ)という塗料を採取したことから、「漉し油」の名がついたといわれます。こしあぶらは、夏、緑白色で小形の五弁花を球状の花序に開き、黒色の円い実を結び、秋には熟して黒紫色の液果になります。 こしあぶらは、アクがたいへん強いため、葉の開かない若芽、新芽を食べます。苦味は強く、香りもあります。油で料理すると苦味が油で丸めこまれ、こくとなります。こしあぶらを塩をひとつまみ加えた熱湯で茹で、冷水にさらし、白ゴマで和えると美味しいです。こしあぶらを洋風のソテーにすると、バターの風味ともしっくりなじみます。 こしあぶらは、近年、大変人気のある山菜です。 |
※ お届け時期は、4月下中旬から5月中旬頃となります。 |
|||||||
|
|
|
|