カタクリは、雪解けとともに芽を出し、この花が咲き出すと春がきたという感じが深くします。カタクリは、地中の深い所に鱗茎のある多年草です。 カタクリは、可憐で美しいばかりではなく、甘みがあって美味しい山菜です。カタクリの花被片は紅紫色の披針形で長さが5〜6センチあり、強くそりかえる性質があります。 カタクリは、古名を「堅香子(かたかご)」と呼んでいました。堅香子とは、カタクリが種から発芽して花を付けるまで、約8年必要で、毎年少しずつ葉が1枚だけ大きくなり、葉に鹿の子模様があることから、片葉の鹿の子「片葉の鹿の子」が転訛して、堅香子(かたかご)となったといわれます。また、カタクリの果実は、栗のイガに入っている数個の栗の実のひとつに似ていることから「片栗」の名になったともいわれます。 かっては、鱗茎から澱粉がとられ「片栗粉」として用いられていました。片栗粉の葛湯は、滋養に効果があるとされ病後に用いられます。 |
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※ お届け時期は、4月中旬から5月上旬頃となります。 |
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